記事の概要
①メディアの特徴
②利用ユーザーの特徴
③Amazon動画広告の特徴、入稿規定
④Amazon動画広告作成時の注意点
⑤サンプル
①メディアの特徴
・世界最大のECサイト
・動画広告はAmazonアプリ内の商品検索結果画面に配信され、ブランドや商品を直接的に詳しく紹介できます
・動画広告はUSでは以前から配信可能だったが、2020年12月に日本でもリリースされました
②利用ユーザーの特徴
・日本国内5,000万人以上の若年層から60代以上まで幅広く利用しています
・様々な商品があるため、商品ジャンルによってユーザーは異なります
・動画広告を見るユーザーは、商品検索後ですでにニーズが顕在化しています
③Amazon動画広告の特徴、入稿規定
動画が配信できる広告商品は下記ひとつのみです。
スポンサーブランド動画広告
・Amazonアプリ内の商品検索にて検索されたキーワードによってターゲティングし広告を配信できます。
※例:「掃除機」で検索したユーザーに対して、「掃除機」というキーワードで登録している動画広告が配信されます
・秒数:6〜45秒
・広告をクリックすると、その商品の詳細ページへ遷移します
▼SPの掲載例
▼PCの掲載例
課金条件
・クリック課金(CPC)
ユーザーが広告を閲覧し、商品詳細ページに遷移するためにリンクをクリックした際に課金されます
入稿規定
■秒数
6〜120秒
■動画のサイズ
1920×1080(16:9)
1280×720(16:9)
3840×2160(16:9)
■ファイルサイズ
500MB未満
■ビデオコーデック
H.264、MPEG-2、MPEG-4
■映像ビットレート値
4Mbps以上(推奨値8Mbps)
■フレームレート
23.976(推奨)、24、25、29.97fps
■音声ビットレート値
192kbps以上
■音声サンプルレート
44.1kHzまたは48kHz
▼広告クリエイティブ承認ポリシー(公式)
※※下記特に注意していただきたい点※※
【コピー】
・画面上のすべてのテキストは、30ポイント以上で、読みやすいものでなければなりません
・「新登場」「新発売」といった時間的優位性を意味するコピーは、過去6か月以内にリリースされた商品にしか使用してはいけません
・受賞歴や調査年数などの情報は信頼できる参照元からのもので、1年半以内のものである必要があります
・商品保証について言及する場合はその詳細をAmazonアカウントページに記載するか、クリエイティブ内にある保証内容の記載を削除しなければなりません。
例)動画内に「全額返金保証キャンペーン」など
・疑問符や感嘆符を重ねる(「!!!」)などの記号/句読点の不適切な使用禁止です
・特殊文字の使用は禁止です
例)♪マーク、顔文字・絵文字、アスキーアートなど
・不適切な句読点の使用や余分なスペースはNGです
例)「動画制作の費用が高い・・・」→語尾の「・・・」はNG
・次の2つ以上の要素の組み合わせの禁止:すべて大文字、句読点、大きなフォントサイズを使用したコピー
例)「UNMISSABLE SUMMER DEALS!(必見のサマーセール!)」など
・個人向けの表現(「あなた/あなたの」など)を使用する広告コピーは禁止です
例)「当社の商品であなたの失禁を治しましょう」、「太りすぎのあなたに当社のサプリメントがおすすめです」
・切迫感を与える圧力をかける言葉は禁止です
例)「数に限りがありますのでお急ぎください」
・極端な誇張表現は避けなければなりません(「究極の」など)
・商品の割引きについて言及するはNGです
例)「割引セール!」「50%割引」「お手頃価格!」(価格というワードがNGです)など
・CTA(コールトゥアクション)での文末の句読点および記号は禁止です
例)「今すぐチェック!」または「詳細を確認しますか?」
・配送に関する言及はNGです
例)「工場直送」「産地直送」などの配送に対する言及
・動画にカスタマーレビュー(第三者のクチコミやレビュー)の掲載はNGです。
ただし、Amazonのレビューの星の数は使用しても問題ありません
・Amazonのロゴ / 商品 / サービスの使用・言及や模倣はしていけません
「Amazonベストセラー1位」の記載などのランキンング、クチコミ使用 も禁止です。
どうしてもロゴを使用したい場合は「こちらで提供中」のロゴの使用申請をAmazonに送り承認が必要です。
( 公式:https://advertising.amazon.com/resources/ad-policy/brand-usage?ref_=a20m_us_spcs_cap_spcs_brdusg)
・他ブランド名・企業名を出すのはNGです
例)「楽天ランキング1位」など、ランキング表現はAmzonのものではありませんが、他ブランドの表記があるため審査に抵触する恐れがあります
【表現】
・テキスト、ロゴ、およびその他の要素は下図SAFE AREA内に収めてください(ピンク・赤枠内にはみ出ると審査に抵触します)
・背景色に白色を使用している場合、広告領域が不明瞭となり入稿時に背景色の設定をしなければなりません。そのため、動画の制作時点で広告領域が分かるように動画全体を視認可能な実線(2ピクセル以上)で囲んでください。
・頻繁にまたは高速で切り替わるコントラストは避けてください
例)白から黒への変化が複数回行われるフレームなど
・過度のアニメーションは避けてください
例)- フレーム変更が1秒または2秒ごとに発生する(ルーレット表現など)
- アニメーション内のビジュアルオブジェクトが常に動いているように見える
- 動画冒頭で目を止まらせるような激しい動き(集中線など)
・マウスカーソルの移動やボタンのクリックなど、ユーザーの操作を模倣するアニメーションはNGです
・動画を空白のフレームで始めたり、終わらせたりするケースはNGです
・動画の上下や左右に余白(レターボックスやピラーボックス)が含まれているのはNGです
・再生終了時に動画が突然終了するのはNGです
【その他】
下記ケースも入稿審査落ちするためNGです
・動画にWebサイトのリンクが含まれている
・動画の字幕または音声が、広告が表示される地域の言語と一致していない
・動画にAmazonのブランディング要素が含まれている
④Amazonの動画広告作成時の注意点
・動機があって検索している人をターゲティングしているため、動画の内容はプロダクトデモ型が好ましいです。
・ポイントを絞り、15〜30秒で簡潔に以下を伝えると効果的です。
・ベストセラー商品をアピールする動画
・商品の使用方法を紹介する動画
・季節の商品やキャンペーンのプロモーション動画
・新商品の紹介動画
・動画の冒頭で商品を印象付ける
動画開始から2秒以内に商品を表示しましょう。
トランジションやエフェクトを2秒あたりにいれてユーザーが検索したあとにパッと目に止まるようにしてもよいです。
・競合優位性があることを明記する
動画冒頭5秒以内に競合優位性を入れましょう。
・商品をなるべく大きく、フォーカスしてみせる
・商品の使用方法を紹介するなど、ユーザーが商品を活用しているところをイメージさせる
・無音でも動画の内容が分かるようにする
スマホでも読みやすいテキストサイズを意識してください。
・動画のループ再生を考慮する
動画はループ再生されるため、エンドカードを追加し、ループ間に一呼吸置きましょう。
⑤サンプル