記事の概要
①YouTubeってどんなメディア?
②どんなユーザーが使ってるの?利用ユーザーはどんな状態?
③YouTubeはどんな広告商品があるの?入稿規定は?
④YouTubeの動画広告作成時の注意点は?⑤サンプル
①YouTubeってどんなメディア?
・日本国内利用ユーザー数は6200万人を突破(2018年12月時点)
→利用者がとても多い!
・パソコンでもスマートフォンでも、場合によってはテレビでも見ることができる
世界最大の動画共有サービス
→ユーザーによって視聴環境は様々
・youtubeはFacebook等の他SNSとは大きく異なり、動画”も”見られるメディア
ではなく、動画”を”みるためのメディアである点が最大の特徴
・朝の7〜9時、夕方の18時以降の通勤・通学の時間帯に利用率が急増する
→外出中のスマートフォンの視聴を意識して動画を制作する必要がある。
・利用年齢層は幅広く、マーケティングを広範囲に行える
②どんなユーザーが使ってるの?利用ユーザーはどんな状態?
・10〜20代の若年層だけでなく、60代まで幅広く利用している
※総務省発表の
「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」より
→10~20代:90%、30~40代:80%超、50代:64%、60代:32%
※http://www.soumu.go.jp/main_content/000564530.pdf
・「面白い動画を見たい」「学習のために動画を見たい」
「他の人に共有するための動画を探したい」などの動機でyoutubeを利用
・PC・SP・テレビと様々な環境から利用可能だが、モバイルからのアクセスが
8割と圧倒的に多い(Googleのデータより)
・動画を見るためにアクセスするので、95%のユーザーが音声ONの状態である
③YouTubeはどんな広告商品があるの?入稿規定は?
動画広告商品は主に3つ。以下でそれぞれの特徴を紹介。
A:True Viewインストリーム広告
B:True Viewディスカバリー広告
C:バンパー広告
D:アウトストリーム広告
E:マストヘッド広告
※参考 youtube の広告フォーマット一覧(公式)
https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja
A:True Viewインストリーム広告
・動画の再生前、再生中、または再生後に動画広告が再生される
・スキップが可能な広告とスキップができない広告の2種類がある。
・スキップ可能な広告は、広告再生開始から 5 秒が経過すると、ユーザーは
広告をスキップできるようになる
【掲載イメージ】
▼全体
▼フォーマットイメージ
▼PC フォーマット
▼SP 16:9 フォーマット
▼SP 1:1 フォーマット
▼SP 9:16 フォーマット①
▼SP 9:16 フォーマット②
B:True Viewディスカバリー広告
・検索結果画面に上部や、またはモバイル版 YouTube のトップページなど、
おすすめの動画や関連動画枠に掲載される
・ユーザーに意図せず見せるのではなく、「見たい」と思ったユーザーが
クリックする広告のため、商品購買やサービス利用に最も繋がりやすい
・購買・獲得を目的として利用される
【掲載イメージ】
C:バンパー広告
・他の動画の再生前、再生中、または再生後に再生される。
・ 6秒以下の動画広告
・この広告をスキップすることはできない
【掲載イメージ】
D:アウトストリーム広告
参考:アウトストリーム広告(公式)
・Google動画パートナー上のWebサイトやアプリに配信される広告。
・YouTube上には配信されない。
・モバイル専用で再生時はミュート。ユーザーのタップでミュートが解除。
E:マストヘッド広告
・YouTubeのホームフィード上部に日時予約制で掲載されるワイドスクリーンもしくは16:9のアスペクト比広告。
・YouTubeにアクセスしたユーザーにリーチできるため、短期間で大規模なプロモーションが可能。
【掲載イメージ】
入稿規定
■尺
・インストリーム広告(スキップ可)
・15秒〜30秒推奨
・時間制限はありませんが、動画は 3 分未満に収めることをおすすめします
・バンパー
・6秒
・アウトストリーム広告
・6秒から15秒
・マストヘッド広告
・推奨:30秒以内(最大:なし)
■サイズ
・16:9
(True Viewディスカバリー広告は640×360)
(マストヘット広告は1920×1080以上)
・1:1(モバイル推奨)
・9:16(モバイル推奨)
・Truw Viewディスカバリー広告のみ:4:3(480×360)
■Youtubeのサポートする動画広告ファイルフォーマット
.MOV/.MPEG4/.MP4/.AVI/.WMV/.MPEGPS/.FLV/3GPP/WebM/DNxHR/ProRes/CineForm/HEVC(h265)
(参考:YouTube でサポートされているファイル形式(公式))
■その他や注意事項
・可読性の有る文字サイズ&文字スピード推奨
課金条件
・視聴課金
30秒以上の視聴するか、30秒に満たない動画の場合は最後まで
視聴することで費用発生
・インプレッション課金(CPM)
広告が1,000回表示された段階で課金
④YouTubeの動画広告作成時の注意点は?
全体
・ユーザーの年齢層を踏まえた作品の制作が重要
・冒頭で動画広告に興味を持ってもらうことがポイント
・音声は必須
→無音生だとGoogle審査で落ちる
・スマートフォンを意識した制作
→冒頭の一瞬でアテンションを捉える(ユーザーの手を止めさせる)
→スマホで再生したときの視認性・可読性を意識する
→訴求ポイントを絞り、情報を詰め込みすぎない
インストリーム
・YoutubeのUIに考慮して制作する必要がある
ディスカバリー
・サムネイルor最初のシーンでユーザーを引きつけることがポイント
バンパー
・6秒でユーザーを引きつけることがポイント
・訴求内容はまとめて短く
・大体3画面構成(商品名+訴求点1つ+オファー)
s
【9:16動画限定(2023.04.03追記)】
フルHDサイズ(1920×1080)の縦長動画を大きい画面のスマホで見ると動画が引き伸ばされてしまってテキストや画像が切れて見えてしまうということが発生しています。
そのため、テキストやロゴの要素はなるべく中央に収るように制作をお願いいたします。
※After Effectの機能のタイトルアクションセーフ内に収めていただくのが理想です。下記サンプル画像を記載しておりますのでご参照ください。
▼事例
画像はTikTokの事例です。テキストが左よりに制作されているためテキストが切れてしまっています。
▼タイトルアクションセーフ サンプル
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⑤サンプル動画
・True Viewインストリーム広告
https://youtu.be/YIsU10XqJD4
・バンパー広告
https://youtu.be/cKbMiFYDzo8
・同案件でYoutube用とFacebook用に制作した動画
Youtube用:https://www.youtube.com/watch?v=CdUni3I9c6s&feature=youtu.be
Facebook用:https://www.youtube.com/watch?v=AMI-wXM3ghY&feature=youtu.be
参考情報
・YouTube広告の概要ページ
https://www.youtube.com/intl/ja/ads/how-it-works/
・YouTube広告のヘルプページ
https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja